まず、webと紙の共通点は「読む」「見る」ということ。視覚的に情報を得るということ。
ではその違いは?というとひとつに「時間差」が挙げられます。webは瞬時に(リアルタイム)に情報を提供することができるけど、紙の場合は印刷や発行にも時間がかかります。
また、情報の修正の早さ・利便さにも違いがあるでしょう。webの場合だったら、<del>タグで削除して横に訂正文を書けば事足りますが、紙の場合だったら、修正することは困難です。だから情報の間違い、誤字脱字などの誤植には十分注意しなければなりません。(そういう意味では毎日発行される新聞ってすごいと思う。)
紙の良さといえば、「手元に残しておきたい」というのがあります。例えば、webで連載されていたものが本になることもありますが、好きなところで好きな時間にさっと見れることがwebとは違い、便利です。また、読みやすさも紙のほうに軍配が上がります。
webを見る環境はかなり種類がある。つまりOSやブラウザ、解像度、文字の大きさなどの違いなどによって、見え方が違ってくることを意味します。webではどの環境であっても、読めるように考慮しなければなりません。それはCSSでしますが、そのため多くのハックが生まれてきたとも言えます。
一方で、紙は一種類しかありません。まあしいて言えば、小説などにおいて新書サイズが文庫サイズになったりすることがあるでしょう。作るときに好きなようにレイアウトすることができても、読むほうは文字が小さいからといって大きくすることはできないのです。
webと紙は意外に切っても切れないものです。webデザイナーはwebページだけ作っていたらよいのか?というとそうでもなく、DTPもやることになります。(DTP専門の人がいるなら別ですが。)
例えば、とある企業で、こういうイベントするからwebで告知したい。できればパンフレットをwebからダウンロードできるようにしたい。なんてことはざらにあります。パンフレットはもはやDTPの領域だよね、web屋からしてみればという感じなのですが、でも、クライアントからしてみればwebページからダウンロードするからwebと同じだと思ってたりします。
また、webサービスを告知するために、パンフレットやポスターを作ることもあります。これもなぜかwebデザイナーの仕事になったりします。クリエイティブな環境で働いていたら、それらは分別されるのかもしれないけど、いっしょくたにされることも田舎では多いです。
だが、実際はwebと紙は作成する環境が全く違うのです。声を大にして言いますが。
色にしても、webは「RGB」表記だけど紙は「YMCK」。サイズの規格も違います。2段組みや大胆なレイアウトなど、webでは表現できない自由さが紙にはあります。
結局のところ、webにはwebの良さが、紙には紙の良さがあり、どちらかに統一するという必要性は全くないわけです。しかもwebの歴史なんて紙に比べたらまだまだ。紙はビジネス的にも完成されているわけですが、webなんて10年後、20年後どうなっているかわからない。
元記事は、
キーパーソンが見るWeb業界:第2回 Webと紙,リッチの意味|gihyo.jp … 技術評論社
おおお、考えていたことが大体書いてあるじゃないですか!(笑)
でも、さすが「キーパーソン」。ビジネスのことまで視野に入れて話していらっしゃるあたりがさすがです。
個人的には、長谷川さんの発言が心に沁みた記事でした。
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